ようこそ実力主義の教室へ2年生編 4巻 頭脳戦より戦闘戦の方が燃えるよね!!

2月25日にようこそ実力主義の教室へ2年生編4巻が発売されました。皆様は読まれたでしょうか⁉

自分は当日に電子書籍で購入し1日で読みました。

今回も面白い内容でした。感想と残された謎について考察していきたい思います。

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ここからネタバレを含みますので、まだ読んでいない方は、読んでから来てください!!

 

 

 

 今回はようこそ実力主義の教室へ2年生編3巻の続きであり、無人島試験の後半戦でした。前回は、坂柳や龍園に対して交渉した内容が何であったのか、南雲の戦略はどういったものなのか、また小宮たちを襲ったのは誰なのか色々と気になることが多すぎて、読む前から興奮しておりました。では章ごとにまとめていきましょう。

 

 

天沢一夏の独白

 天沢一夏がどういった人物なのかが書かれておりますが、いきなりびっくりしましたね。まさは試験管ベビー体外受精児」で生まれていたなんて。しかも両親はエリートであり優秀な遺伝子から生まれた天沢はホワイトルームの理念としては相反しておりそれも実験の一つにすぎないということ。また天沢は綾小路に対して憧れに近い感情を持っているようで、逆にホワイトルームに対しては嫌悪感を抱いており、ここでの章を読む限りでは、どちらかというと気持ちとしては綾小路の味方であり、仕方なく協力している感じに見えましたね。

 

暗躍

 3巻の続きから始まり、雨が降る中綾小路の元に表れた人物はやはり天沢でした。そして天沢は自ら人物がホワイトルーム生であることを打ち明けます。そして綾小路が抱いていたホワイトルーム生であるならばコミュニケーション能力の欠如が見受けられないことに対して、綾小路の後の5期生からは最低限のコミニケーションをとるようにカリキュラムが見直されとのことでした。

 一通り話した後天沢は去っていくのですが、天沢の足跡のサイズと七瀬からの証言から小宮を襲ったの天沢はかなり黒に近いが行動に対して不可解な点があるため断定することができません。また天沢の足跡を追跡すると、もう一つ足跡が見つかり引き返していることが分かり、このことから綾小路や七瀬に会う前に誰かと接触していたことになります。また木の棒も自然なものではなく、凶器として人の手が加えてあることから、天沢は綾小路を背後から狙っていた人物を止めた側であることが分かります。

 そして雨の影響により7日目の試験は中止となり最終日の試験の報酬ポイントが2倍になるとのことが学校側から報告されました。7日目はテントの中で綾小路の試験に対しての戦略を七瀬に教えるのでした。それは1時間おきにサーチを行い他のチームの動向を探ることでした。七瀬の方は綾小路といる目的がなくなったため、天沢を追いかけるとのことで、綾小路のためなら退学も惜しみませんと七瀬はハッキリ言うのでした。いつの間に七瀬こんなに綾小路に従順になっちゃったのとは思いましたが、2000万を狙う一年生を先制するためには重要な駒となってくれるでしょう。

 

ただひたすらに、黙々と

 ここで試験開始時に別れていらい音沙汰なかった堀北鈴音と再会するのですが、思ったよりも追い込まれているわけでなく、綾小路のように前半は様子を見ていたようで、疲労の色は伺えず1年前の無人島試験よりもやれているようで、成長が垣間見えますね。ここで堀北は綾小路から提案を受けた坂柳から交渉の話を持ち掛けられ、2年Dクラスのグループの上限人数の開放を手伝う代わりに2年Aクラスで結成されたグループの上限人数の開放を手伝うとうい相互にフォローしあい学年で退学者を出さないように持ち掛けられたのでした。しかしこれは、2年生だけではなく3年生も形は違いますが、行っている戦略は似たようなものでしたね。 

 

孤独との闘い

 ここでは後半戦での綾小路の戦略について書かれており、綾小路の戦略としては1~10位のランキングが公開される12日まで11位の順位を維持して残りの2日に捲る予定とのことでしたが、1~10位の差が拮抗していなければ成り立たないプランでした。しかし高円寺が2位と活躍しておりあまり上位を狙うつもりはないようでしたね。それよりも1年生や月城理事長の相手をしないといけいないので…。

 また様々な知り合いの学生と会い無人島でどう行動しているのかを垣間見ることが出来ましたが、伊吹にはびっくりしましたね。廃人と化しており綾小路と会っていなければ、脱水症状でリタイヤとなり退学の危機でしたね。ところどころ伊吹との絡みがある綾小路ですが、こんだけ出番があるとこれからの物語で重要な人物になるかもしれないですね。

 

包囲網。高円寺VSフリーグループ

 ここで南雲の戦略が見えて来ますが、3年生はAクラスとの差が激しく既に勝者が決まっているため、B~CクラスはAクラスに協力し少しでも多く活躍し南雲にAクラスに挙げてもらえるように協力する体制となっている状態のようです。3人グループの中の1人が指定エリアを踏む役割としてペナルティーを避け後の2人が南雲と桐山の手足として動く駒としての役割を担っているようですね。

 そしてここで高円寺VS桐山が率いる3年生といった感じで、南雲より高円寺の足止めをするように依頼された桐山は同じく3年の三木谷と他数名と依頼を実行に移すのでした。しかし全く上手くいかず、高円寺の思考を読むことが出来ず指定エリアに移動するのか、課題に向かうのかを予想できずにすべて後手後手となり、最終手段として喧嘩を吹っ掛けるですが、それも高円寺が手を出すことなくすべてかわすことで絶望を与えるという、奇しくも綾小路が七瀬にやったやり方でした。まさに高円寺最強ということが改めて分かりましたね。

 

それぞれの思惑

 そして舞台は1年生側となり、椿桜子が考えた綾小路を退学に貶めるための計画を宝泉へ聞かせ協力を求め、綾小路にリベンジに燃えていた宝泉は計画を利用する形で協力しました。また宝泉は七瀬が裏切りことが分かっていたため、誰かの手で退学にならないように七瀬が綾小路に報告しに行くのをスルーしていたようですね。また椿は退学してもいいようで、暴力による計画がバレた際は責任をもって退学するとまで言っており、退学してもいい理由とは何なんでしょうかね。八神は八神で椿に保険として指定エリアを踏ませずペナルティーを与え退学に追い込む算段を持ち掛けるが、桜も考えていた様子であり綾小路と同じテーブルのタブレットを用意しておりました。結構八神が怪しい動きを見せており、もう一人のホワイトルーム生のように見えますが、決定打にかけますね。また11日目は突然行方を暗ましてたようで何をしていたのでしょうか。

 そんなこんなで13日目の早朝より綾小路を退学にする計画が実行されたのですが、最初の方は計画は順調に進んでいましたが、1年生が仕掛けてくると読んていた綾小路は坂柳に1年生の計画を妨害するようにお願いしていたため、悉く坂柳に阻まれるのでした。また高円寺は腕時計を自ら破壊して綾小路に奇襲を仕掛けるのですが、坂柳に傭兵として雇われた龍園がそれを阻止するのでした。一方的に宝泉にやられる龍園でしたが、それで終わらないのがこの男です。腕時計を破壊してGPSサーチに引っかからないようにして隠れていたアルベルトと石崎は宝泉の両腕を抑え龍園が殴り続け、最終的に龍園、高円寺は龍園の緊急アラームに駆けつけてきた教師陣によりリタイアすることになりました。作戦は失敗に終わり、2年Aクラスの鬼頭が作戦の指揮をしている人物を見つけ出すため森をかけている時に、止めるように出てきた宇都宮は鬼頭の攻撃を避ける際にトランシーバーを落とし、そこから椿の声を聴いた鬼頭は目的は果たした様子で帰っていきましたが、最後にトランシーバーで誰か連絡をとり宇都宮の望み通り計画は失敗に終わったことを聞かされますが、最初から宇都宮は失敗に終わって欲しかったということが分かりますが、それはなぜなのでしょうか?椿に学園を去って欲しくはなかったからでしょうか、それとも自分の手で綾小路を退学にしたかったからでしょうか?

 

月城という男

 最終日が訪れ、13日目は1年生の策略を看破することが出来たが用心して指定エリアを踏むことはしなかったためペナルティーを受けた綾小路はポイントを稼ぐため試験をこなしていましたが、そこで一之瀬帆波が現れ、綾小路に指定エリアの場所は月城理事長の罠であることを知らせ来てくれてまさかの告白イベントとは予想しておりませんでしたね。それに答えるのはこの試験が済んでからでいいかと提案する綾小路。どこまで行っても冷静だなこの男は。しかし仲間を大事にする一之瀬が仲間を引き換えに綾小路に知らせに来たとはさすが愛のなせる業ですね。一之瀬をグループの元へ戻るように促し、行くことを選んだ綾小路でした。

 罠であるエリアにつくとそこには綾小路に興味を示している南雲生徒会長が居ました。南雲は月城の件とは関りは無くこの場所に来た理由を綾小路に聞きますが、この件に関わらせたくない綾小路はみぞおちを食らわして気絶させたのでした。これだけ見ると南雲って結構強いように見えませんが、綾小路の順位や戦略に対して見破っており、侮れない人物です。また全学年を巻き込んだ試験が行われた際は全力で綾小路を負かすため勝負をしけてくるでしょう。楽しみですね。

 そしてここに来て堀北が物語に関わってくるとは思いませんでしたが、最終日の早朝にテントに忍ばせて置いてあった紙を見つけ、そこには丁寧に綺麗な字で「正午」「退学」「K・A」「I2」と書かれており不安に思った堀北は月城の罠である場所に向かうのでしたが、そこに伊吹が現れポイントに対して言いあいしている場所に天沢が現れ、綾小路の元に行くことを阻むように襲ってきます。堀北のみでは防戦一方であり歯が立たないところでしたが伊吹と協力し天沢と対峙するのでした。

 一方綾小路は待っていた月城と司馬と対峙することになるのですが、そこに現れたのは鬼龍院先輩でした。13日目の1年生との一件に興味を湧いた鬼龍院先輩は腕時計を壊してまで綾小路を尾行していたようですね。恐るべき鬼龍院先輩。そして月城と綾小路の一対一のバトルが始まりました。月城の挿絵は笑っちゃいましたが…。そこに茶柱先生と真嶋先生が現れ幕を閉じました。なぜ現れたのかというと元から根回ししており、坂柳がI2に2年Aクラスと2年Dクラスの生徒が倒れていると報告し2年A、Dクラスの誰かのGPSをオフにすることで担当教師が捜索しにくると踏んでいたようです。綾小路と坂柳が組んだら大抵のことは解決しそうですね。

 

結果発表

 結果発表ということで、第1位がなんと有言実行した高円寺 六助でした。2位が南雲雅という結果でしたね。あんだけ高円寺の足止めを行っていたのにまさか負けてしまうとは、まさか南雲、お前は咬ませキャラなのか。下位5グループは3年生であり、あの三木谷も退学となりましたね。

 

感想・考察

 今回は頭脳戦よりは戦闘メインといった感じでしたね。学校では出来ない分無人島という目が行き届かない舞台を設定した段階でそうなりそうだなとは思いましたが、まさか月城理事長まで戦闘に参加されるとは思いませんでしたね。月城は計画を立てる方であり、戦闘はホワイトルーム生が行う思っていたので驚きましたね。

 今回の巻で残された謎は天沢が止めた人物は誰なのか、また堀北に情報を教えたのは誰なのか、またどういった目的があったのでしょうか。天沢が止めた人物と堀北に情報を教えた人物は同一人物でしょう。なぜなら天沢は堀北から受け取った紙を見て、「どこまでゲームをするのが好きなんだか」と答えており、この言葉から月城の計画を知っている人物でホワ天沢とも交流が深い人物ということがとれます。このことからもう一人のホワイトルーム生であることは分かりますがそれが誰なのかということですね。椿は正直この4巻で違うことが分かったので、宇都宮か八神かのどっちかでしょうね。自分としては八神が怪しいと感じています。なぜなら以前篠原と八神との会話で字が綺麗であるということが書かれており、宇都宮を動かしたのも八神の可能性が高く八神が濃厚であると考えます。これからの動向が楽しみですね。

 今回は軽井沢の出番が無く寂しかったですが、次回は4.5巻ということなので、綾小路と軽井沢のイチャラブが見れるはず😢予想としてはこの4.5巻で綾小路と軽井沢は付き合っていることが公になると思うんですよね。なぜなら4巻で白波が助けた理由として一之瀬のクラスメイトだからとの発言しており、白波は既に付き合っているのではと2年Cクラスで噂になり、全クラスへの駆け巡りその偽り晴らすために軽井沢が立ち上がるような感じがするんですよね…。あくまで予想にすぎませんが。

 

 

 

 

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